動物病院は基本的に開業する先生は多く、それが一定の流れ。当初勤務していた病院で、かなり経験を積ませてもらい、外科や手術も多くやらせてもらい、開業する自信がついたので開業に踏み切った。
当初はこの場所の近くでテナントとして開業したが、病院スペースが狭く、駐車場も2台しか確保できなかったので、混み合うとオーナーさんに苦労をかけていたので広い場所に移りたいと思っていた。
当初の場所の近くで、アクセスしやすいように広い車通り沿いで物件をさがしていたところ、タイミングよく最高の立地の物件を確保できたので、住居兼病院を建築することにした。
その土地は立地が良かったので、企業や不動産業者も手を上げていたが、その土地の売主は、企業よりも実際にその土地を使ってくれる個人に直接売却したがっていたので運よく購入することができた。
近くに動物病院がないことを条件に立地をさがした。以前コンサルに探してもらったこともあったが、いい提案はなかったので、それ以降は自分でネットで調べて、空白地域に開業した。
専門診療でなく、全科診療を行っており、すべての病気等に対応する総合病院のような形態をとっている。
一般的な動物病院は、小さな診察室で診察をして、処置する場合は別に処置室で行っているが、当病院は診察室内で診察や検査までできるようにレイアウトした。それによって、オーナーの目の前で全ての処置ができるようになり安心感を与えている。
ペットとオーナーの両方に目を向けている。オーナーに対しては不安や心配を取り除いてあげて次に何をするべきかを分かりやすく説明するように努めている。ペットに対しては、痛がらせない、苦しませないことを第一に考えているので、やみくもに手術をするのでなくペットにとって良い方法を模索している。
多くの方から、病院が広くなって、車も止めやすくなって来訪しやすくなったと高評価をいただいている。それは明確に患者数にも表れていて、ここで開院してから9年が経つが、当初の予想をはるかに超えて、当初の倍以上の患者数になっている。
設計は、動物病院専門の設計事務所に依頼した。診察室で全ての処置ができるようにレイアウトしたことは前述のとおりだが、他には、汚れにくい、壊れにくい仕様にしてもらい、動物の匂いが残らない換気設備を充実させた。
設計士の提案だが、待合室の壁の下地が鉄板になっており、磁石で掲示物等が貼れるようにした。
意匠的には、イメージカラーの白と緑を基調としており、扉などは緑にしてアクセントカラーとした。
地元の金融機関に、信頼できる建設会社の紹介依頼をしたところ、大勝建設を紹介してもらった。
他にも設計事務所の紹介会社で複数社に相見積もりをしたが、大勝建設が一番安いわけではなかったが、信頼できそうであったし、アフターのことも考えて地元の会社である大勝建設にお願することにした。
地元の金融機関に紹介されたので信用していたが、その通りで、工事中も、完成後もとても丁寧に対応してくれて、大勝建設に施工してもらって本当に良かったと思っている。
とても好印象だ。設計士からの要望にも的確に対応していたし、変更等の対応にもスピーディーに対応してくれた。
建物が完成した後も同様で、気になる箇所があって連絡すると、すぐに来てくれてとても話しがしやすいので頼もしく安心できる。
茅ヶ崎で一番信頼できる動物病院になりたいと思っている。そのためにはオーナー目線に立って、余計な治療や投薬はせず、的確な治療を行っていきたい。
現在、獣医は私と妻の2人体制で、ミニマムな状況で運営しているが、今後は獣医や看護師を増やして、総合診療をおこなう体制をますます整えていき、規模を大きくしていきたいと考えている。
最近、手術が少なく検査が多くなりつつあるので、新しくCTを導入して検査設備を更に充実しつつある。